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日常茶飯事の台風に慣れっこの私たち沖縄人。たとえ家が停電したとしても長年培った智恵と発想で思い思いの時間を楽しんでいます。

 

沖縄旅行に来て突然の台風に見舞われてもこれでどうにかなるかも!?うちな~んちゅ(沖縄地元民)が教える、台風停電時の楽しみ方から学ぶ台風時の過ごし方をご紹介します。

台風で家が停電!沖縄地元民直伝の暑さしのぎの方法とは?

沖縄は暴風域に入るとバスやモノレールなどの公共交通機関が運休になります。そうなると必然的に学校や会社もお休みとなり、サンエー・かねひで・ユニオンなど県内地元スーパーはギリギリまで頑張ってくれますが、停電となるとほとんどのお店が営業停止せざるを得ません。

 

まず台風で停電したとき一番困るのがこの暑さ!亜熱帯気候の沖縄は年中湿度が高いためクーラーや除湿器などは必須。これがストップしてしまうと、じめっと暑い室内では汗が滝のようにあふれ出ます。

 

どこか涼みにクーラーの効いたスーパーに逃げ込みたくなりますが、自分の家が停電しているときは大概周辺地域のお店も停電で閉めています。そもそも外は大荒れで外出するなんて危険極まりなく、風を入れようと窓やドアを開けるものなら部屋中は一瞬で嵐になります。

 

まず台風情報が出て停電が予想される段階で、ペットボトル飲料を出来る限り大量に冷凍庫凍らせて置きましょう。停電したとき冷蔵室の保冷剤代わりになり、火照った体に直接当てて冷やすこともできます。溶けたてきたら飲料水として飲む事も出来るため、市販の保冷パックより断然おすすめです。

 

体を冷やすときはタオルなどの布を挟んで、首筋・脇下・肘裏・膝裏など集中して冷やすといいです。水で濡らすだけで冷却感を感じられる“ひんやりタオル”や、数回叩くだけで氷のように冷たくなる“急速冷却剤”、熱があるときに使う“冷えピタ”なども常備しておくといいでしょう。

 

触れると冷たさを感じる“接触冷感素材”を使用した、寝具やグッズなどもこの機会に準備しておくといいです。

 

そして団扇(うちわ)などの仰げるものはやはり必要不可欠、台風時は普段のように窓を開けて空気を循環することは現実的に無理、キャンペーンなどで無料で配られている団扇は喜んで貰っておきましょう。

 

事前準備が出来なかった場合は、水を張った桶に足湯ならぬ足水をしてみるとか、思い切って水をひと浴びするのもいいでしょう。濡らした普通のタオルを首に巻いておくだけでも、案外気持ちがいいものです。断水する可能性もあるので、湯船に水を貯めておくと安心です。

 

それでも耐え切れない場合は、車に逃げ込むというのもひとつの手。台風直撃前に車のガソリンを満タンにしておく必要がありますが、クーラーで快適に過ごせてラジオで台風情報も聴け、シガーソケットで携帯電話の充電もすることができ、いざというときは本当に助かります。

 

家と車の中どちらにしろ熱中症になる危険性があるため、熱中症予防にこまめな水分補給と塩分補給は忘れないように注意してください。

台風で家が停電した時、沖縄人の暇つぶし方法は?

沖縄では台風が来る前に暇つぶし対策として、TSUTAYAやGEOで大量のDVDを借りに行くのが習慣的になっています。県民性のような気がしますが、沖縄唯一の電力会社「沖縄電力」の仕事はさすがに手馴れた物で、地域によってバラつきはあるものの停電になってもすぐ復旧したり、そもそも停電にならない場合も多いのが理由のひとつでしょうか。

 

しかし停電したらそのレンタルDVDは見ることはできません。電池式のポータルプレーヤーで楽しむ人もいるかもしれませんが、ほとんどは家庭用デッキで電力あってのものと思います。

 

そうなると潔くよく飲みに走る人もいますが、ビールは冷えていないと不味いし、かと言って氷は補給できないしあまり長くは続かないでしょう。

 

スマホの充電もいつ出来るかわからないので、いつものようにアプリやゲームで暇つぶしするのもなかなか厳しい。

 

こうなるとアナログな遊びが復活しますが、T.M.Revolutionの某PVのように風に吹かれた姿を真似する「TMRごっこ」は危険なので絶対に辞めましょうね(苦笑)。

 

日中や明かりがあるときはトランプやUNOなどのカードゲーム、人狼など流行のボードゲームなども持っておくと熱中できそうです。暗闇であれば外の嵐の音をBGMに、雰囲気を楽しむ怪談話をアリですね。

 

1人であれば読書がベストですが、ひそかにブームが続いている“大人の塗り絵”はこんなときにピッタリかもしれません。明かりがなければ瞑想や考えごとに物思いにふけるのも!これからの人生プランを考えてみてはいかがでしょうか。

 

また、沖縄の人は台風のときに外に出たがる人も少なくはありません。学校や会社が休みでちょっとしたお祭り気分、私もその1人で10代~20代前半のときは、車(しかも軽自動車)でドライブに出たり空いているお店を探してみたりと、なかなかの怖いもの知らずでした。

 

軽自動車だど横揺れも激しく風に飛ばされそうなスリルがあったり、倒れている自販機や屋根から落ちた貯水タンクを発見したりと日常とは違う楽しさを味わえたからだと思いますが、ある程度大人になった今ではさすがに怖さが勝ちます。

 

自分の身に何か起こってからじゃ遅いです。悪い事言いません、台風時の外出はやめておいた方がいいです。

台風で家が停電時に沖縄で役立つサービスをまとめました!

台風で停電したときに沖縄で役立つページやサービスをまとめました。事前に登録やブックマークをしておけばいざという時に安心です。

 

家が停電したときは、まず最初に近隣の家の様子を確認します。昼間であれば電気がついていない家庭がほとんどですが、夜はほとんどの家庭が照明などカーテン越しでも電気がついているかついていなかは確認できるはずです。

 

もし、近隣住宅の電気がついているのに自分の家だけが停電している場合は、ブレーカーの安全装置が作動して落ちただけかもしれません。

ブレーカー操作について 沖縄電力

適当にブレーカーを上げ下げするとあぶないので、このページを参考に漏電遮断器・安全ブレーカーの確認を行ってください。

 

近隣も停電しているようであれば沖縄電力公式ページの停電情報も確認しましょう。沖縄県全体を地図でわかりやすく更新しており、市町村ごとに細かく確認することができます。

沖縄電力 停電地図表示サービス

そして事前に登録しておくと役立つのが、沖縄電力が配信している停電情報メール配信サービスです。登録しておけば自動的に情報が届くので安心です。

沖縄電力 モバイル連絡網システム

まとめ

いかがでしたか?沖縄地元民が教える台風停電時のリアルな過ごし方でした。停電時は特にする事がなくなるので、他県に比べ停電時の過ごし方スキルは非常に高めです。

 

うちな~んちゅは各々の台風停電時の過ごし方を確立させているはずなので、地元民に直接話を聞いて参考にするのもいいですし、県民が集まるところでは飲みの席の話題にすれば盛り上がること間違いありません!

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